就活が迫る中、「ガクチカがない…」と焦っていませんか?
ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」のことですが、派手な活動や実績である必要はありません。アルバイト、サークル、趣味、ボランティア…、あなたが熱意を持って取り組んだことなら何でも構いません。
今回は、ガクチカがないと焦っている皆さんに向けて、今からでもできる具体的なアクションと、ガクチカを通して企業にアピールできるポイントをご紹介します。
「大学2、3年生からガクチカに取り組むのは遅い?」「もう就活間近なのに、何もアピールできることがない…」そう焦っている方もいるかもしれません。
でも、安心してください。ガクチカを始めるのに遅すぎるということはありません。今からでもできることはたくさんあります。
ガクチカは、特別なルールがあるわけではありません。就活直前であっても、企業が質問する意図を理解し、適切なエピソードを選べば、十分に自己PRにつなげることができます。
企業がガクチカについて質問する背景には、主に次の3つのポイントがあります。
もちろん、ギリギリまで何もしないままで良いということではありません。就活まで時間がある場合は、早めに準備を始め、自身を持って臨めるようにしておきましょう。
ここからは、今からでも取り組めるガクチカの具体的な例を6つをご紹介します。
サークル活動やボランティア活動などの課外活動も、ガクチカの題材として最適です。主体的に行動し、目標達成に向けて努力することで、自分自身の成長だけでなく、社会に貢献することもできます。
面接では、サークル活動で仲間と協力して成し遂げたことや、自ら進んで行動し成果を上げたエピソードを具体的に話すことで、協調性やリーダーシップ、行動力などをアピールできます。また、ボランティア活動を通じて得られた経験は、社会貢献への意識や責任感などを伝える良い機会となります。
ただし、サークルやボランティア活動をガクチカとしてアピールする学生は多いので、具体的なエピソードやそこから得られた学びを詳しく伝えることで、他の学生との差別化を図ることが重要です。
志望する業界や職種に関連するアルバイトをするのも、ガクチカとして効果的なアピールになります。その業界への熱意の高さを示せるだけでなく、アルバイトを通じて得られた経験やスキルを具体的に伝えることで企業への入社意欲を印象付けることができます。
例えば、営業職を希望するなら接客業のアルバイト、IT業界を志望するならプログラミングスキルを活かせるアルバイトなど、将来の仕事に繋がる経験を積むことで、即戦力として活躍できる可能性をアピールできます。
ただし、アルバイト経験は他の学生とも共通しやすいので、差別化を図ることが重要です。具体的なエピソードや、アルバイトを通じて得られた学び、成長などを詳しく伝えることで、自分だけのオリジナルのガクチカを作り上げましょう。
就職後に役立つ資格を取得することも、ガクチカとして有効です。資格取得に向けて努力した経験は、あなたの目標達成能力や学習意欲をアピールする絶好の材料となります。
例えば、
カテゴリ | 資格 |
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語学力 |
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ITスキル |
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ビジネススキル |
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業界・職種別 |
|
これらの資格は、業界や職種によっては必須とされる場合もありますし、持っていれば業務で活かせる場面も多いでしょう。
また、資格の種類に関わらず、資格取得に向けてどのように計画を立て、努力を重ねたのかを具体的に説明することで、計画性や目標達成への意欲、継続力などをアピールできます。資格取得という成果だけでなく、その過程での努力や工夫を伝えることが大切です。
大学生活だけでなく、趣味や習慣として熱心に取り組んでいることも、立派なガクチカになります。例えば、長年続けている習い事やスポーツなど、情熱を持って真剣に取り組んできた姿勢は、企業へのアピールポイントになります。
また、毎日の習慣もガクチカになり得ます。例えば、通学中に読書や早寝早起きといった一見地味な習慣でも、その習慣を始めた理由や、継続することで得られた成果などを具体的に説明することで、自己管理能力や継続力、目的達成能力などをアピールできます。
何か特別なことを始める時間がない場合でも、学生として学業に真剣に取り組む姿勢は、立派なガクチカになります。
例えば、卒業論文の作成に熱心に取り組んだ経験は、一つの課題に粘り強く取り組み、解決していく能力をアピールする機会です。特に就活準備の時間が限られている方におすすめの方法です。
卒業論文を作成するためにどのような調査や研究を行ったのか、課題に直面した際にどのように解決策を見出したのかなど、プロセスを具体的に説明することで、問題解決能力や論理的思考能力、情報収集能力などをアピールできます。ただし、専門的な内容になりすぎないように、面接官にも分かりやすい言葉で説明することが大切です。
長期インターンシップは、実際の職場で実務経験を積むことができる貴重な機会です。インターンシップを通して目標を達成できれば、その過程での努力や工夫、得られた学びなどを、具体的なエピソードとして効果的にアピールできます。
また、入社後に活かせるスキルや知識を習得できれば、自信を持って社会人の一歩を踏み出せるでしょう。企業側も、長期インターンシップを通して自社への理解を深め、入社後の活躍を期待できる人材かどうかを見極めたいと考えています。
一般的に、長期インターンシップは3ヶ月以上の期間を指します。
ただし、インターンシップは単に参加すれば良いというわけではありません。将来、働きたいと考えている業界や職種に関連するインターンシップを選ぶことが大切です。そうすることで、より具体的な経験を積み、入社後のミスマッチを防ぐことにも繋がります。
長期インターンシップは、参加するだけでも大きなアピールポイントになりますが、そこで得られた経験をどのようにガクチカとしてまとめ、伝えるかが重要です。目標設定、課題への取り組み、成果、そしてそこから得られた学びなどを具体的に説明することで、あなたの能力やポテンシャルを効果的にアピールできます。
就活の準備期間に余裕がある方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
最後に、今からガクチカに取り組むときのポイントとして、「向き合い方」と「選び方」を紹介します。
ガクチカに取り組む際のポイントは、以下の2つです。
就活におけるガクチカでは、どんな目的や目標を持って行動したかが重視されます。そのため、常に目的意識を持って取り組むことが大切です。
長期インターンやアルバイト、資格取得なども同様です。「やらなければならないから」という理由だけで、漠然と取り組むのは避けましょう。
ガクチカとしてアピールできるような経験を積むには、ある程度の時間を要する場合が多いです。1~2ヶ月の短い経験では、ガクチカとして効果的に伝えるのが難しいこともあります。
「継続は力なり」という言葉があるように、長く続けてきたことの方が、より深い経験や学びを得られたことをアピールしやすいでしょう。そのため、就活まで時間がない場合は、なるべく早くガクチカの準備を始めましょう。
ガクチカを選ぶ際のポイントは、以下の5つです。
ガクチカにインパクトのあるものを選ぶのも一つの方法です。他の学生と同じようなガクチカでは差別化が難しく、埋もれてしまう可能性があります。ライバルに差をつけるためには、印象に残るエピソードを選ぶことが重要です。
ガクチカで最も重要なのは取り組み方ですが、エピソード自体にインパクトがあれば、より強く印象に残ります。他の人とは少し違った珍しい経験や、仕事や趣味への独自の取り組み方なども効果的です。
基本的にガクチカの内容は自由ですが、内容によっては採用担当者に成果や努力を理解してもらえない場合があるので注意が必要です。例えば、ゲームに熱中した経験は「単なる遊び」と捉えられやすく、その過程での努力や成長を理解してもらうのが難しいかもしれません。
社会的に好印象を与えやすく、プロセスが伝わりやすい活動を選ぶ方が無難です。資格取得、ボランティアなどの課外活動、卒業論文などは、計画から実行、そしてその過程での成功や失敗、努力など、成果までのプロセスが明確なのでおすすめです。
ガクチカは、入社後に活かせる強みや能力を示せるエピソードを選ぶことが重要です。自分の経験や長所をたくさんアピールしたい気持ちは分かりますが、あれもこれもと詰め込みすぎると、かえって伝わりにくくなってしまいます。
自分にとっては価値ある経験やスキルでも、それが志望する企業や職種に直接関係のないことであれば、あまり良い印象を与えられない可能性があります。自分が伝えたいことばかりをアピールするのではなく、入社後に求められる能力や資質との関連性を意識しながら、エピソードを選びましょう。
より説得力のあるガクチカを作成するためには、具体的な数値を盛り込めるエピソードを選ぶのも効果的です。例えば、アルバイトでの経験を話す場合は、「担当商品の売上を〇%向上させた」のように具体的な数字を提示することで、成果がより明確に伝わります。
その他にも、「SNSアカウントのフォロワーを3ヶ月で3,000人増やした」といった具体的な成果をアピールすることで、あなたの能力や実績を客観的に示すことができます。ただし、虚偽や誇張は厳禁です。必ず正しい情報を提示するようにしましょう。
就活までの時間が限られている場合は、過去の経験を振り返り、ガクチカになりそうなエピソードを探してみましょう。数ヵ月の短い経験よりも過去に数年間にわたって取り組んできたことの方が、深い経験や学びを得られている可能性があります。
まずは、学生時代に力を入れて取り組んできたこと、例えば、学業、アルバイト、ボランティア、趣味、習慣などを書き出してみましょう。自分では意識していなかったことが、実は立派なガクチカになるかもしれません。自分の行動を客観的に振り返ることが大切です。
もし、自分一人ではガクチカのネタを見つけられない場合は、家族や友人などの身近な人に相談してみるのも良いでしょう。また、大学のキャリアセンターや就活支援サービスを利用するのもおすすめです。客観的な視点からアドバイスをもらうことで、新たな発見があるかもしれません。
就活が近づくと、「ガクチカを何もしてこなかった…」と焦る気持ちになるかもしれません。しかし、ガクチカは「今からでも」始められるものです。
また、ガクチカは就活のためだけのものと捉えるのはもったいないです。学生生活を充実させ、自分自身の成長に繋がる貴重な経験にもなり得ます。ぜひ、積極的にガクチカに取り組み、その経験を通して大きく成長しましょう。
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